レッカーの知恵袋
スタックした車の脱出方法を徹底解説!注意点やあると役立つ便利なグッズ・装備なども紹介
執筆者プロフィール
川本裕太
関西大学を卒業後、営業職としてキャリアをスタートし、その後システムエンジニアへ転身する。
2023年にはUPSTART株式会社を設立し、メディアサイト『アプデ』を立ち上げる。
『アプデ』では、自動車関係の記事を中心に、今の知識を1ランク・2ランクもアップデートできる情報を発信している。
雪道や砂地などで発生するトラブルの1つであるスタックは、適切な対処方法を知っていれば抜け出せるケースも多いです。そんなスタックですが、「どういう方法で脱出できるの?」「脱出する際の注意点は?」と気になる方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、スタックから脱出する方法や注意点を解説します。また、役立つ便利なグッズ・装備も併せて紹介します。
この記事を読めば、ドライブ中に起こりうるトラブルの対処法を理解できるので、スタックに備えて脱出方法を知りたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
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【ケース別】スタックした車の脱出方法

スタックは「どこが引っかかっているか」「タイヤがどう空転しているか」で最適解が変わるため、原因に合わせた対処が必要です。ここからは、以下の6つのケース別に脱出方法を解説しています。
- 新雪に埋もれた
- 雪道でスリップした
- 雪の塊に乗り上げた
- 砂地で動けなくなった
- 側溝に脱輪した
- 道路外に外れた
それぞれ見ていきましょう。
新雪に埋もれた
新雪に埋もれた場合は、まずタイヤ周辺の雪を取り除いて足場を作ることが大切です。タイヤの前後や車の下にたまった雪をどかし、発進しやすい状態に整えます。
その後、車を軽く前後に動かして地面を踏み固めましょう。砂や脱出用プレートを敷くと滑りにくくなります。アクセルは強く踏まず、じわっと一定に踏んで慎重に進むことが大切です。
雪道でスリップした
雪道でスリップした場合も、落ち着いてアクセルを踏んで、タイヤの下の足場を固めましょう。新雪時のスタックと同様に、前後に少しずつ車体を揺らすように動かすと、路面が踏み固まり脱出しやすくなります。
急なハンドル操作や強いブレーキは車がスリップしやすくなります。焦らず、アクセル・ハンドルともに穏やかな操作を心がけることが、安全に立て直すポイントです。
雪の塊に乗り上げた

車体下部が雪塊に当たり、腹がついた状態を解消しない限り、タイヤが回っても前に進めません。まずは、車の前後を確認してバンパー下や腹下に接している雪の塊を崩して取り除き、車体が自由に動ける空間を作ります。
マフラー周辺に雪が詰まっている場合は排気が妨げられる恐れもあるため、必ず除去してから発進操作に移りましょう。
砂地で動けなくなった
砂地ではタイヤの空転によって砂を掘り下げるため、まずはタイヤが乗る道を作ることが基本です。アクセルを踏み続けるほどタイヤが沈み込み、状況が悪化しやすくなります。
可能であれば砂に水をかけて締め固めると、タイヤのグリップ力が高まり脱出しやすくなります。さらに、フロアマットや脱出用ラダーを使うとグリップ力が高まり、前進しやすくなります。
側溝に脱輪した
側溝に落ちた場合は、ハンドルを切りながらアクセルを強く踏むことで脱出できる場合があります。しかし、側溝にタイヤがはまった場合は、ロードサービスを利用すると安心です。
軽い脱輪であれば自力で脱出できるケースもありますが、操作を誤ると事故につながる恐れがあります。そのため、無理に自分でどうにかしようとせずに専門業者に対応してもらうと安心です。
車のタイヤが側溝に落ちた場合の対処法は以下の記事で解説しているので、ご覧ください。
道路外に外れた
状況によっては自力脱出よりも「安全確保と救援依頼」が適切です。路肩に落ちている場合、無理に戻そうとすると斜面で横転するリスクが高まります。
まずは、ハザードなどで周囲に知らせ、乗員の安全を確保しましょう。車体が不安定だったり、交通量が多かったりする場所でのスタックであれば、早めにロードサービスへ連絡することが大切です。
【状況別】スタックした車の脱出方法

ここからは、以下の3つの状況別に車の脱出方法をまとめていきます。
- 地面に駆動輪が接していない
- 地面に駆動輪は接しているが滑ってしまう
- 雪などがバンパーなどに接している
それぞれ見ていきましょう。
地面に駆動輪が接していない
駆動輪が浮いている限り、アクセル操作だけで脱出するのは困難です。理由は、空転しているだけでは力が路面に伝わらないからです。
対処としては、ジャッキアップしてタイヤ下に板を入れ、再接地させる方法が有効です。作業中は車体の不意の動きに注意し、ジャッキアップを行いましょう。
地面に駆動輪は接しているが滑ってしまう
駆動輪が接地していても滑る場合は、地面を整えるほか、砂をまくのがポイントです。
そのうえで、アクセルは強く踏まず、一定にじわっと踏み込みます。空転しそうになったら無理に続けず一度停止し、足場を作り直す方が結果的に早く脱出できます。
雪などがバンパーなどに接している
車体が何かに当たっている場合、車を動かす前に、接触物を取り除く必要があります。理由は、バンパー下や腹下が雪に押されていると、タイヤが回っても車体が動けない状態になるからです。
発進を妨げている雪の塊を崩してから、アクセルを軽く踏み込んで発進を試みましょう。
スタックした車の脱出方法を試みる!便利なグッズ・装備

スタック対策は「その場の工夫」より「車載装備」で成功率が大きく変わります。理由は、雪をどかす道具やタイヤに噛ませる道具があるだけで、同じ状況でも短時間で脱出できるからです。具体的には、以下の道具が挙げられます。
- スコップ
- 軍手
- 防寒具
- 牽引ロープ
- 脱出用プレート
冬季には、モバイルバッテリーや保温できる飲料なども待機中の安全を支える装備として有効です。便利グッズは持つだけでなく、使い方を事前に確認しておくと、いざというときにスムーズに対処できます。
スタックした車の脱出方法を試みる注意点

スタックした場合は、焦らずに冷静に対応することが大切です。安全を最優先にしながら、次のポイントを意識して対応しましょう。
- 急発進・急ハンドル・急停車は避ける
- 上り坂で停まらない
- 任意保険のロードサービスが使えない保険会社がある
- 高速道路上のスタックはロードサービスを呼ぶ
- 車が制御できない状態での牽引は避ける
それぞれ解説していきます。
急発進・急ハンドル・急停車は避ける
スタックした場合は、ゆっくり操作することが最短の脱出につながります。急発進することでスタックを余計に悪化させる可能性があるほか、勢いあまって事故につながるリスクもあるため注意が必要です。
また、急発進だけでなく、雪道での急ハンドルや急停車は車が思いもしない動きをする場合があります。そのため、アクセル操作はゆっくり行いましょう。
上り坂で停まらない
上り坂では、停止しないことが大切です。坂道途中では、再発進時にタイヤが滑る恐れがあります。前走車との距離を取り、一定の速度で登れるように余裕を持って走行しましょう。
登れないと判断した場合は無理に突っ込まず、安全な場所で引き返す判断も重要です。
任意保険のロードサービスが使えない保険会社がある

スタックが任意保険のロードサービス対象になるかどうかは、契約内容によって異なります。ノーマルタイヤではサービスを提供していない場合もあります。
そのため、出発前にスタック対応の有無を確認しておくと安心です。対象外の場合は、JAFなどのロードサービスの利用を検討しましょう。
高速道路上のスタックはロードサービスを呼ぶ
高速道路でスタックした場合は、自力脱出よりも「連絡と安全確保」を最優先に行います。二次被害のリスクを下げられるように、早めに報告しましょう。
専門スタッフが到着するまでは、指示に従って行動することが重要です。車外に出る場合も周囲の交通状況を十分に確認し、安全な場所で待機することが大切です。
車が制御できない状態での牽引は避ける
牽引は条件が整わないと非常に危険です。理由は、牽引される側が操舵・制動できないと、追突や逸走のリスクが高まるためです。
少しでも不安を感じる場合や状況判断に迷う場合は、無理をせず専門のロードサービスに依頼するのが安全です。プロの経験に任せることで、車両や周囲への被害を最小限に抑えられます。
スタックした車の脱出方法を試みても動かない場合は?

スタックは自力脱出が可能なケースもありますが、状況によっては難しい場合もあります。脱出できない場合は、以下の方法を試しましょう。
- ロードサービスを呼ぶ
- 人手を借りて牽引してもらう
それぞれ解説していきます。
ロードサービスを呼ぶ
任意保険付帯のロードサービスやJAFなどを利用するのが最も確実です。連絡時は現在地や状況、車の特徴などを担当者に具体的に伝えます。
待機中はハザードを点灯させ、後続車への注意喚起を行うことが大切です。また、雪の中で停車している場合はマフラー周辺の雪を取り除き、排気が妨げられないようにすることも重要です。車内に排気ガスがこもらないよう、適切な換気にも配慮しましょう。
以下の記事では、大阪のロードサービスについてまとめているのでご覧ください。
人手を借りて牽引してもらう
スタックから抜け出せない場合は、周囲の方の力を借りて牽引するのも1つの手です。ただし、安全に牽引ができない場合は、避けることが大切です。
牽引ロープは強度が足りないと破断し、事故につながる可能性があります。車が制御できなかったり交通量が多かったりするほか、路面が滑りやすい場合は無理せずロードサービスへ切り替えましょう。
スタックした車の脱出方法を試みても動かない!ロードサービスを呼ぶ流れ

ロードサービスへの依頼は、以下の順で進めるとスムーズです。
- 安全確保
- 連絡
- 待機
まずは、ハザードランプを点灯させて、周囲へ注意喚起をします。次に加入している保険会社やJAFの連絡先を確認し、車両情報や現在地、状況を整理してから電話します。
到着までの間は、体調管理と二次事故防止を優先し、雪中ならマフラー付近の除雪と換気にも注意しましょう。
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クルマのレスキュー隊は深夜や早朝、休日問わず、24時間365日体制であなたのもとへ駆けつけます。以下の急なトラブルに電話1本で最寄りのスタッフがすぐに出動します。
- 故障・事故車のレッカー
- バッテリー上がり
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- 燃料切れ
- 落輪・縁石の乗り上げ
- 雪道でのスタック
- フロントガラスの破損・交換
- 外車のトラブル全般
国産車はもちろん、輸入車や大型車にも対応可能。車種やトラブル内容に応じて、経験豊富なスタッフが状況を見極め、最適な方法で安全・迅速に対応します。レッカーの移動費用はロードサービス特約が付帯している任意保険に加入していれば、無料でレッカーが可能。
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まとめ

この記事では、スタックした車の脱出方法や注意点、あると役立つ便利なグッズ・装備を解説しました。
車がスタックした場合は、焦らずに原因に適した手順で対処することがポイントです。新雪やスリップのほか、雪塊への乗り上げや脱輪など、状況ごとにやるべき作業は変わります。
無理な操作や不適切な牽引はリスクが高いため、脱出できない場合は早めにロードサービスへ連絡することが大切です。この記事を参考に、知識をあらかじめ身につけておき、いざというときに安全に対応できるように準備しましょう。
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